子供の日といっても 誰も来ない 夫婦2人だけのゴールデンウイーク 主人が先日 五月人形を出そうか?と言い出しました
長男は4月25日生まれで 我が家でも実家でも初めての 孫誕生でした
石川県では 当時は お産に掛かる費用や ベビーカー ママコートなどすべては実家が用意するのが慣わしで 当然五月人形や 雛人形も実家
実家の父は 37歳の時に私が生まれました。女の子は嫁に出さねばならず つまらないと言ったと良く母がぼやいていましたが 初孫誕生の時は 男の子ということもあり 当時62歳で 2度目の天下りの職場が私の病院に徒歩10分の距離だったのでこっそりベビールームにガラス戸越に時々見に来ては嬉しそうにしてたことを思い出します
出産が3週間も遅れて丁度 兄の挙式が間近で 当時は 家で挙式をし 披露宴は料理屋さんでだったので母は準備でてんやわんや 父は 母の姪に付き合ってもらって金沢に鎧兜を買いに行きました。
当時は埼玉の借家住まいの私達ですが 主人の家に先ず飾るのに恥ずかしくない大きなものをと 随分張り込んだものでしょう 4尺の幅の3段飾りです。
今年は久しぶりに広間に飾ろうということになったが 段々面倒になり 段は省略し 座卓の上に緑の毛氈を敷き 鎧兜と屏風 刀 弓矢 かがり火です。
後ろに見えるのは能登地方で昔多く見られた帯戸という ケヤキの一枚板に帯のように板を渡し 漆で塗り上げたもの とても高価で今では余り見られません。28年前に亡くなった父をふと思い出しました。